物理的なオブジェクトやプロセスの変化をリアルタイムで監視することができます。 これにより、変化の瞬間を逃さずに把握し、迅速な対応や意思決定が可能です。
動態観測システム
Real-time monitoring systemm
人が立ち入ることが困難な場所や、携帯電話網の圏外地域で性能を発揮します。
独自開発のデータ通信ユニット「SOI」を用いて
物理的なオブジェクトやプロセスの変化をリアルタイムで長期間にわたり監視・記録します。
動態観測システムとは
高精度なデータ収集
高精度なセンサーと計測機器を使用してデータを収集することで、正確な情報や詳細な解析結果を得ることができます。
長期間の遠隔監視を実現
遠隔地からでも監視・管理が可能です。
無人施設や離れた場所でのデータ収集や監視が容易に行えます。
また、弊社「モニタリングシステム」にはLoRa無線機(特定小電力無線)を採用し、長距離での運用を可能にしています。
多様な応用範囲
さまざまな応用範囲で活用されます。
<活用例>
■防災モニタリング【斜面監視】:法面の監視/地すべり動向の監視/トンネル坑口斜面の監視/変形調査
■農林水産モニタリング:生産管理支援
■交通機関モニタリング:運行管理支援
■環境モニタリング:大気圧と温度や湿度/雨量/土壌中の温度と水分量/河川や湖の水位
など幅広い分野で有用です。
カスタマイズ
特定のニーズや要件に合わせてカスタマイズできます。
センサーの種類や設定、データ解析の方法などを調整し、最適なモニタリングソリューションを提供します。
動態観測のながれ
フィールド内をワイヤレス通信
親機と子機間の通信は免許不要の無線に拠るため、フィールド内において、配線の設置工事が不要です。
親機1台につき、子機64台まで接続が可能です。
安価な通信費
複数の子機からのデータは、まとめて親機から携帯電話網を通じて送信されるため通信コストが安価です。人力でデータ回収を行っていたコ ストを下げることができます。
センサー接続コストを抑える多点計測
1台の子機で4つのセンサーを接続可能(標準仕様)なので、複数の子機を用いることでフィールド全体の状況を把握することができます。
マルチセンサー計測
一例として、傾斜計/土壌温度計/温湿度計/土壌水分計に雨量計を接続(カスタマイズ)することにより、計測地点の雨の影響についてピ ンポイントで調べることが可能です。 また、雨を感知すると計測間隔を短くするなど、より詳細な計測データを取得する独自の機能を搭載しています。
省電力設計
本機は省電力設計により、頻繁な電池交換を必要としません。
電源の得られない場所でバッテリー+ソーラーパネルによる運用で長期間の計測が行えます。
各種計測機器の接続
さまざまな計測機器を追加接続し多様な解析を行えます。
基本パッケージ
SOI DZ-1
温度計:センサー部分で測定した温度データを電子回路で処理します。
湿度計:湿度に応じて電気抵抗が変化するセンサーを使用します。
傾斜計:地滑りや地震の影響を監視するために、地盤の傾斜変化を測定します。
データ通信基盤ユニットSOI本体に3種の計測器を標準装備した基本パッケージです。 オプションパッケージを追加することで、計測する種類を拡張し、より精密なデータを取得することができます。
オプションパッケージ
雨量計測
雨量計:精度の高い、転倒枡型雨量計を使用し降水量を軽装します。
土壌計測
土壌温度計:土壌の温度を測定するための装置です。
土壌水分計:土壌中の水分含有量を測定するための装置です。
水位計測
水位計:水中にセンサーを設置し、そのセンサーが感じる水圧を測定して水位を算出します。深度の変化に応じて水圧が変わるため、高精度な測定が可能です。
特許取得済
計測機器の設置例